
世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王座決定戦(トヨタアリーナ東京)の前日計量が23日、東京都内で行われた。プロ8戦目で世界初挑戦の那須川天心(帝拳)と同級の世界王座返り咲きを狙う井上拓真(大橋)は、共に上限より100グラム軽い53.4キロで一発クリアした。
顔と顔を近づけてにらみ合う「フェースオフ」の後、那須川が「しっかり仕上げてきた」と語り掛けると、井上拓は気合の入った表情でうなずいた。勝者には通常のベルトに加え、侍のイラストが入った特別なベルトも贈られる。那須川は「武士の心が好きなので、僕のためにある。ほしいです」と落ち着いた表情で話した。
【時事通信社】
〔写真説明〕世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王座決定戦の前日計量を終え、撮影に応じる那須川天心(左)と井上拓真=23日、東京都文京区
2025年11月23日 16時28分