
1日に行われた東京マラソンで、心肺停止から復帰を果たした米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)ビルズのダマー・ハムリン(27)が、特別な思いを胸にランナーに声援を送った。
2023年1月の試合中、タックル後に倒れて心肺停止に陥った。米メディアによると、搬送先の病院で人工呼吸器を装着し、数日後に意識が回復。同年秋に公式戦出場を果たし、大きな反響を呼んだ。
現在は米医療機器大手アボットによる心血管疾患支援プログラムのアンバサダーを務める。今大会では、胃がんを克服して出場した同社社員と交流し、フィニッシュ地点で完走者を笑顔で出迎えた。「目標を達成する姿を見て勇気づけられた」としみじみ語った。
NFL選手としてプレーを続ける一方、米国内で病院訪問や心肺蘇生法の普及促進にも取り組む。病と向き合う人々は孤独を感じることも多いといい、「独りではないことを知ってもらいたい。心臓や健康の問題が、やりたいことを妨げるものではないことを伝えたい」と強調。「同じような環境に置かれている人の代弁者になりたい」と、今後も背中を押していく覚悟を示した。
【時事通信社】
〔写真説明〕東京マラソンを沿道で応援する米NFLビルズのダマー・ハムリン(中央)=1日(アボット提供)
〔写真説明〕東京マラソンを応援した米ナショナル・フットボールリーグ・ビルズのハムリン=1日、東京都千代田区
〔写真説明〕ジャガーズ戦でインターセプトを決めて喜ぶビルズのハムリン(中央)=2024年9月、ニューヨーク(AFP時事)
2026年03月03日 14時31分