「五輪の流れ引き継ぐ」=大日方団長インタビュー―ミラノ・コルティナ・パラ



3月6日開幕のミラノ・コルティナ冬季パラリンピックを前に、日本選手団の大日方邦子団長(53)が時事通信のインタビューに応じた。アルペンスキー女子の金メダリストで、団長就任は2大会ぶり。日本が冬季史上最多のメダル24個を獲得したミラノ・コルティナ五輪に刺激を受け、「わくわくしている。五輪のいい流れをしっかり引き継ぎたい」と抱負を語った。

「選手が自分のやるべきことに集中してほしい」と、選手第一の姿勢を強調する。重圧をかけないよう、前回大会に続きメダル数の目標は設けないという。「結果は後からついてくるもの。大切なのはやり切ったと思えること」。冬季パラで日本勢最多となるメダル10個を獲得した「レジェンド」の信念だ。

全競技に日本選手が出場するのは2010年バンクーバー大会以来。国外開催では過去最多となる44人(2月26日時点)が代表入りした。大日方氏は、各競技団体の強化の成果と受け止める。若手の台頭で2大会ぶりの出場権を獲得したアイスホッケー代表を評価し、「団体戦があると多様性が広がり、冬季競技の魅力がより伝わる」と期待を込めた。

五輪と同様に広域開催となる今大会。各地の選手村に入れるスタッフ数が限られる中、後方支援の人員を削り、現場への配置を手厚くした。初めて女子が代表に名を連ねたスノーボードとアイスホッケーには女性スタッフを置き、「選手が活動しやすい形にした」。

距離が離れていても一体感を醸成しようと、冬季パラでは初めて日本選手団のLINEグループを作成。五輪の日本チームを参考にしたという。「お互いがどんな景色を見ているか、交流することで楽しくなる」と笑顔で話した。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるミラノ・コルティナ冬季パラリンピック日本選手団の大日方邦子団長=18日、東京都中央区

2026年02月27日 17時37分


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