
豪快な本塁打に、勝負どころでの一仕事―。侍ジャパンが誇る強打の大リーガーたちが派手に暴れた。まずは一回に背負った重い3点ビハインドを、パワーでいとも簡単にひっくり返した。
一回裏。1死二塁から3番鈴木は外角寄りの球を逆方向へ。「負けている展開だったので、『何とか』という思いで打席に入った」。昨季メジャーで32本塁打を放った実力を示すように、打球はあっという間にフェンスを越えた。すぐに1点差と迫り、大谷は「あれで自分の打席に集中できる感情が整った」と振り返った。
井端監督はかねて、「優勝するには本塁打は不可欠」と語ってきた。三回にも、選手が期待に応える。まずは大谷が、変化球を右翼席に運ぶ2試合連続の一発を放って同点。2死となった後、鈴木が今度は豪快に引っ張る勝ち越しソロ。4番の吉田もスタンドに放り込み「いい流れに自分も乗り遅れないように必死だった」。圧巻の3本塁打だった。
長打ばかりではなく、5―5で迎えた七回には、2死満塁から鈴木が冷静に押し出し四球を選んで勝ち越し、吉田は中前への2点適時打とそつのない攻撃を見せた。2人は昨季メジャーでは指名打者での出場がメインだったが、それぞれ中堅と左翼の守備に就く。やや不安もあるが、井端監督は「捕れる範囲の打球を捕ってもらえればいい」。超攻撃的なオーダーが本領を発揮し、難敵韓国との打撃戦を制した。
【時事通信社】
〔写真説明〕1回、2ランを放つ日本代表の鈴木(右手前)=7日、東京ドーム
〔写真説明〕3回、同点のソロ本塁打を放つ日本代表の大谷(左奥)=7日、東京ドーム
〔写真説明〕3回、ソロ本塁打を放つ日本代表の吉田=7日、東京ドーム
2026年03月07日 23時22分