
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に向けた日本代表メンバーは5月15日に発表される。大けがからの完全復活を期す3選手を取り上げる。
◇けが乗り越え
選手生命を脅かす可能性もあった負傷を乗り越えた。2024年11月、DF谷口彰悟(シントトロイデン)はアキレス腱(けん)を断裂。W杯アジア最終予選の終盤を欠場し、「自分もこの舞台に絶対に戻ってやるという思いで見ていた」。昨年秋に約1年ぶりの代表復帰を果たすと、定位置を奪い返した。
3バックの中央でどっしりと構える姿が頼もしい。故障者を抱え、経験の浅い選手が多い最終ラインのリーダー格。ブラジル、イングランドと、歴史的勝利に貢献した。率先してコミュニケーションを図り、流動的にポジションを変えるイングランドにも冷静に対応。ゴール前での落ち着いたプレーが光った。
22年に31歳で初めてW杯に出場した後、自身初の海外挑戦。カタールのクラブを経て、若手日本選手の多いシントトロイデンに移った。強豪クラブでプレーする日本人が増え、「みんなと肩を並べられているかと言ったらそうではないが、自分の置かれた状況で成長できるところはある」と心得る。
貪欲な姿勢を支えるのは2度目となる大舞台への思い。大会期間中に35歳となる。「もう一回、W杯のピッチに立ちたい。今はその思いでしかやっていないと言っても過言ではない。やれることはすべてやりたい」。集大成とも言える大会に照準を合わせている。
【時事通信社】
〔写真説明〕大けがを乗り越えて復帰した谷口彰悟=2025年11月、東京・国立競技場
2026年04月24日 07時02分