米関税念頭、「多国間主義」確認=中国・湾岸諸国と初の首脳会議―ASEAN



【クアラルンプール時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)は27日、マレーシアの首都クアラルンプールで、サウジアラビアなどペルシャ湾岸6カ国で構成する湾岸協力会議(GCC)と中国との合同首脳会議を開いた。高関税政策で保護主義の姿勢を強めるトランプ米政権を念頭に、多国間主義の重要性を確認した。

ASEANは中国、GCCと個別の首脳会議を実施してきたが、3者の合同会議は初めて。中国と関係を深める議長国マレーシアが実現を主導した。米政府に24%の相互関税を示されているマレーシアだけでなく、同様に高関税の対象となっている他のASEAN各国が懸念を示す中、ASEANと中国の経済協力が進みそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕27日、クアラルンプールで開催された会議に出席した東南アジア諸国連合(ASEAN)と湾岸協力会議(GCC)、中国の首脳ら

2025年05月28日 12時46分


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