立憲民主、日本維新の会、国民民主の3党幹事長は14日夕に会談する。関係者が明らかにした。早ければ20日に召集される臨時国会冒頭の首相指名選挙に向け、野党候補一本化について協議。立民の野田佳彦代表が呼び掛けた党首会談を調整する。国民民主は14日午後に自民、公明両党と個別に幹事長会談を行う。
野田氏は自身への首相指名にこだわらず、国民民主の玉木雄一郎代表と維新の藤田文武共同代表が統一候補になり得るとの考え。これに関し、玉木氏は14日午前の記者会見で「仮に政権を共にするなら基本政策の一致が不可欠だ」との立場を改めて強調。立民と幹事長会談で調整がつけば「党首会談に応じたい」と語った。
玉木氏は会見に先立ち、国民民主を支援する連合傘下の産業別労働組合(産別)幹部らと会談した。首相指名選挙への対応を協議したもようだ。
一方、公明の西田実仁幹事長は会見で、首相指名選挙に関して物価高対策や安全保障政策を判断基準に挙げ、「国民生活を守り抜ける政権をつくっていかなければならない」と述べた。
自民は14日午後に両院議員懇談会を開き、高市早苗総裁が公明の連立離脱について党所属議員に説明する。自民内の一部には、公明を引き留められなかった高市氏への不満が出ている。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表=14日午前、国会内
2025年10月14日 12時30分