「原子力潜水艦」建造事業を視察＝金正恩氏、韓国計画に対抗姿勢―北朝鮮
【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は２５日、金正恩朝鮮労働党総書記が８７００トン級の「原子力潜水艦」の建造事業を現地指導したと報じた。正恩氏は、韓国の原潜建造計画について「国家の安全を深刻に侵害する」と非難し、「必ず対応すべきだ」と強調した。
ただ、原潜の建造には原潜用の小型原子炉の開発など高度な技術力が必要で、韓国の専門家の間では北朝鮮の技術水準では困難との見方が強い。今回の発表でも、具体的な建造段階や原子炉開発の進捗（しんちょく）を示す説明は無く、韓国の原潜建造計画に対抗し、北朝鮮の構想を誇示する狙いがあるとみられる。
【時事通信社】
2025年12月25日 07時52分
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