
【ワシントン時事】トランプ米大統領は22日、南部フロリダ州で演説し、海軍が2隻の戦艦を建造すると表明した。「トランプ級戦艦」と命名し、トランプ氏が構想する「黄金艦隊」の中核と位置付ける。「(「戦艦」は)米国の軍事的優位を維持し、造船業を復活させ、敵を恐れさせる」と強調した。
トランプ氏が明らかにした計画によると、「老朽化した」艦艇の代わりに「トランプ級戦艦」を就役させ、最終的に20~25隻まで増やすという。トランプ氏は、極超音速ミサイルなどの先進的な兵器も搭載する考えを示した。トランプ氏は「世界最高で最速、最大、そして過去に建造された戦艦の100倍以上の火力を持つ」と主張する一方、排水量については「3万~4万トン」と言及した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、トランプ氏はこれまで、米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦を「見た目がひどい」と酷評してきた。同紙は、今回の計画に関して「大統領が外見の格好良さに固執している」と批判する専門家の分析を伝えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕22日、米南部フロリダ州で演説するトランプ大統領(AFP時事)
2025年12月23日 18時01分