
【ワシントン、カイロ時事】米、イスラエル両軍は4日、イランの首都テヘラン東部の軍事施設などに大規模な攻撃を継続した。ヘグセス米国防長官は同日の記者会見で「まだ始まったばかりだ。減速ではなく、加速している」と強調し、1週間以内にイラン上空全域で制空権を握ると表明した。
イスラエル軍によると、テヘラン東部の軍事施設には精鋭軍事組織「革命防衛隊」や同隊傘下の民兵組織バシジなどの本部があった。一方、イラン軍もイスラエルに対してミサイルなどで反撃している。戦闘は5日目に入り、激化の一途をたどっている。
米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は、これまでにイラン南部で局地的な制空権を確立したと主張。2月28日の開戦当初はイラン軍の射程圏外からの攻撃が中心だったが、イラン上空からの爆撃機などによる空爆に移行したと明らかにした。
米軍は4日、スリランカ沖のインド洋でイラン軍艦を潜水艦による魚雷で撃沈したと発表。ロイター通信によると、少なくとも80人が死亡した。米軍は、2024年にバイデン前政権下で発覚したトランプ米大統領の暗殺計画に関連し、計画を立てたイランの部隊司令官も空爆で殺害したと公表した。
ケイン氏はさらに、イランの弾道ミサイル、自爆型無人機の発射数が戦闘開始初日からそれぞれ大きく減少したと説明。イランの周辺国に対する報復攻撃に関し、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールなどの国名を挙げ、「諸国が連携し、自国を防衛しつつ、必要に応じて敵に対抗する行動も取っている」と語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕インド洋で米海軍の潜水艦による攻撃を受け、沈没するイラン軍艦(米国防総省が4日公開した動画より)(AFP時事)
2026年03月05日 15時34分