
【ワシントン時事】米軍は2日、イスラエル軍と共同で2月28日に踏み切った対イラン軍事作戦の詳細を明らかにした。初日の攻撃の標的は米軍だけで1000カ所超に上り、「数カ月、場合によっては数年にわたって」計画されていたという。
今回の作戦は「壮絶な怒り」と命名された。米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長によると、トランプ大統領は2月27日午後に作戦を最終承認し、「中止はなし。幸運を祈る」と伝えた。
攻撃はまず、宇宙軍とサイバー軍がイランの通信網を遮断し、混乱させることから始まった。その後、周辺の基地と2隻の空母から100機以上の航空機が発進して空爆するとともに、海軍が巡航ミサイル「トマホーク」でイラン南部の拠点を攻撃した。
さらに、昨年6月の核施設空爆と同様に、米本土から戦略爆撃機B2を派遣。往復で約37時間かけて飛行し、地下貫通型爆弾でイランの地下施設に打撃を与えた。
最初の24時間の標的は1000カ所超に上った。米軍は「イランはオマーン湾に11隻の軍艦を保有していたが、今はゼロになった」と主張した。イスラエル軍もこれとは別に攻撃を加えた。
イランの報復攻撃に対しては、防空システムの「パトリオット」や「高高度防衛ミサイル(THAAD)」、イージス艦を連携させて迎撃した。しかし、全てを迎撃できず、クウェートの基地が被弾してこれまでに米兵6人が死亡した。
クウェートでは、米空軍のF15戦闘機3機がクウェートの防空システムによって撃墜された。操縦士らは脱出し、無事だった。ケイン氏は「敵による撃墜ではない」と強調した。
【時事通信社】
〔写真説明〕2日、米国防総省で記者会見する米軍のケイン統合参謀本部議長(ロイター時事)
2026年03月03日 20時34分