
【北京時事】中国で開かれていた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が12日、閉幕した。今年の経済成長率目標を「4.5~5.0%」とする政府活動報告や第15次5カ年計画(2026~30年)、前年比7.0%増の国防予算を含む26年予算案などを承認した。
閉幕式で、共産党序列3位の趙楽際・全人代常務委員長(国会議長)が「5カ年計画が良いスタートを切るよう努力しよう」と呼び掛けた。議案は全て圧倒的な賛成多数で可決されたが、反対・棄権もあった。出席した2762人の代表の投票で、最高人民法院(最高裁)の活動報告は反対44票、棄権15票、予算案は反対11票、棄権6票だった。
成長率目標は、25年の「5.0%前後」から引き下げられた。目標引き下げは3年ぶり。景気低迷が長引いていることに加え、中長期的に成長鈍化が見込まれていることを踏まえた。
5カ年計画は、内需拡大やハイテク技術の自主開発が柱。米国との長期的な対立を見据え、外部に頼らない「自立自強」を加速させる。今回の計画を経て、35年までに1人当たり国内総生産(GDP)を20年の2倍とする目標も盛り込んだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕12日、北京で開催された全国人民代表大会の閉幕式で演説する趙楽際・全人代常務委員長(前列右から3人目)(EPA時事)
2026年03月12日 23時12分