
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は23日の分科会で、医療分野の人材供給などを議論した。財務省は、人口減少に伴い2029~32年ごろに医師の需給が均衡し、その後は過剰となることが「確定的」と指摘。大学医学部の「大胆な定員削減に踏み切るべきだ」と提言した。
近年の医学部の定員数は9000人台で推移している。財務省の推計によると、定員数が変わらなければ、人口10万人当たりの医師数は22年の274人から、40年には340人まで増加する。一方、人口減少や医療提供の効率化などで今後の需要は減っていく見通し。26年度の新入生が最短で医師となる6年後の32年度まで供給数が大きく減る可能性は低く、現状では「医師余り」となることが不可避の状況だ。
委員からは、「定員削減は、社会全体の希少な人材の最適配分の観点から喫緊の課題。医療費を適正化する上でも重要だ」との声が上がった。
【時事通信社】
〔写真説明〕白衣=イメージ
2026年04月23日 17時13分