
【ロンドン時事】小泉進次郎防衛相は21日午後(日本時間同)、ロンドンで英国とイタリア、カナダの国防相と会談した。日英伊が進める次期戦闘機の共同開発計画「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」に関し、カナダがオブザーバーとして参加することで合意した。
GCAPへの新加入は初めて。カナダは将来の機体購入や計画への正式参加を視野に入れているとみられる。
会談には、小泉氏と英国のストリーティング氏、イタリアのクロセット氏、カナダのマクギンティ氏が出席。4氏は共同声明を発表し、カナダの参加を歓迎した。
小泉氏は共同記者会見で「カナダがインド太平洋と欧州・大西洋の間に位置することを踏まえると、大きな意義がある」と語った。
オブザーバーは共同開発には直接関わらず、分担金も拠出しない。計画に関する情報のうち、戦闘機の性能や製造・販売の過程で参画が想定される企業、機体購入後の守秘義務などが共有される。
GCAPには、フランスとの共同開発が中止となったドイツも関心を寄せているとされる。サウジアラビアも参加を前向きに検討していると報じられたことがある。防衛省関係者は、参加国の拡大は「中長期的には同志国間の相互運用性を広げることにつながる」と指摘した。
【時事通信社】
〔写真説明〕日本、英国、イタリアが共同開発する次期戦闘機の新たなコンセプトモデル=2024年7月、英南部ハンプシャー州ファンボロー
2026年07月21日 23時09分