25日午前の東京株式市場では、前日の米ダウ工業株30種平均が史上初の3万ドル台で終了したことを好感し、幅広い銘柄が買われた。日経平均株価は上げ幅が一時前日比500円を超え、取引時間中としては1991年4月以来約29年7カ月ぶりとなるバブル崩壊後の最高値を付けた。午前の終値は416円39銭高の2万6581円98銭と大幅に続伸した。
24日はバイデン次期米大統領への政権移行が円滑に進むとの見方から米国株が上昇。東京市場では「米国株との対比で日本株の割安感が強まった」(銀行系証券)との見方から、銀行や電子部品、自動車など景気動向に敏感な主力業種が値上がりした。
【時事通信社】
〔写真説明〕上昇した日経平均株価を示す電光ボード=25日午前、東京都中央区
2020年11月25日 12時11分