財務省が9日発表した7月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は前年同月比15.1%増の3兆1930億円の黒字だった。黒字は18カ月連続で、比較可能な1985年以降の7月としては過去最大を更新。配当金や利子の収支を示す第1次所得収支の黒字額が、単月として過去最高となったことが寄与した。
第1次所得収支の黒字額は25.1%増の4兆4410億円。金融・保険業をはじめ海外子会社からの配当金が増えたほか、債券の利子収入が伸びた。
【時事通信社】
2024年09月09日 15時00分
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