
総務省が21日発表した10月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が112.1と、前年同月比3.0%上昇した。プラスは50カ月連続。食料や電気代の高騰が続いているほか、宿泊料などの上昇も響き、伸び率は2カ月連続で拡大した。
生鮮食品を除く食料は7.2%上昇した。米類は40.2%上昇と、伸び率は前月を下回ったが、高水準を維持している。チョコレートは36.9%、鶏卵は鳥インフルエンザの発生で13.6%上がった。
エネルギーは2.1%上昇。このうち電気代は3.5%、都市ガス代は1.3%それぞれ伸びた。原油などの燃料価格は下がったが、政府による電気・ガス料金補助の縮小が影響した。
〔写真説明〕スーパーの食品売り場で買い物する人たち=東京都内(AFP時事)
2025年11月21日 13時32分