脱化石燃料削除は「犯罪」=途上国など反発―COP30



【ベレン時事】ブラジルで開催中の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)で21日、成果文書の修正案から脱化石燃料に関する記述が消えたことに対し、途上国などから反発の声が上がった。温暖化による海面上昇の被害を受けている中米パナマの代表者は「気候危機の原因を明言しないのは犯罪だ」と糾弾した。

南米コロンビアが同日記者会見を開き、化石燃料からの脱却に向けた工程表策定を改めて訴える宣言を発表。約20カ国が同調したと説明した。工程表は議長国ブラジルのルラ大統領も呼び掛けており、既に80カ国以上が賛同している。

〔写真説明〕COP30に合わせて開かれた市民集会=21日、ブラジル・ベレン(AFP時事)

2025年11月22日 09時46分


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