
【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は21日、トランプ米政権が米エヌビディア製の人工知能(AI)半導体を巡り、中国への輸出許可を検討していると報じた。米国は中国向けの半導体輸出規制を強化してきたが、実現すれば両国の緊張緩和につながる可能性がある。
報道によると、米政権が輸出許可に向けて初期段階の協議を進めているのは、同社の前世代型の先端半導体「H200」。フアン最高経営責任者(CEO)が規制緩和を求めてきたが、政権内の対中強硬派からの反発も予想され、許可が下りない可能性も残っているという。
〔写真説明〕米半導体大手エヌビディアの本社=18日、カリフォルニア州サンタクララ(EPA時事)
2025年11月22日 09時17分