NTT東、青森地震で鉄塔損傷=八戸市が48世帯に避難指示



青森県で震度6強を観測した地震で、同県八戸市のNTT青森八戸ビルに設置された高さ約70メートルの鉄塔の柱やボルト接続部の損傷が見つかり、同市は11日、周辺の48世帯に避難指示を発令した。NTT東日本によると、建物にも壁面などの損傷や水漏れがある。同社は「現在、被災状況について調査を進めている」とした上で「多大なご迷惑をおかけし深くおわび申し上げる」と陳謝した。

同市によると、NTT側から「強い地震が来た場合には倒壊の可能性がある」との連絡があり、11日午前0時に避難指示を発令。未明だったが、市職員と同社社員が各戸を訪問し、公民館やホテルへの避難を呼び掛けた。

青森河川国道事務所も鉄塔の損傷が確認されたことを受け、ビルの前を走る国道45号の約1キロの区間を11日午前0時半から全面通行止めにした。解除の時期は未定としている。

〔写真説明〕青森県東北沖を震源とする地震で損傷が見つかったNTT青森八戸ビルに設置されている鉄塔。手前は通行止めとなっている国道45号=11日午後、青森県八戸市 〔写真説明〕損傷した、NTT青森八戸ビルに設置されている鉄塔の柱(NTT東日本提供) 〔写真説明〕損傷した、NTT青森八戸ビルに設置されている鉄塔のボルト部分(NTT東日本提供)

2025年12月11日 17時54分


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