
日銀は28日、0.75%への利上げを決めた昨年12月18、19日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。ある政策委員は「日本の実質政策金利は群を抜いて世界最低水準であり、為替市場を通じた物価への影響も踏まえ、緩和度合いの調整を行うことが妥当だ」と指摘。円安に伴う輸入インフレを通じた物価上昇への懸念も利上げ判断を後押ししたことが分かった。
さらなる利上げに関しては、委員の大勢が「特定のペースを念頭に置かず、毎回の会合で適切に判断していくことが望ましい」と言及。一方で「当面は数カ月に1回のペースを念頭に調整を進めるべきだ」との意見もあった。何人かの委員は、「利上げ判断では、円安が基調的な物価上昇率に与える影響に配慮する必要がある」との見解を示した。
足元の長期金利の上昇に関して、ある委員は「適時の利上げを進めることは先々のインフレ圧力を抑え、金利(上昇)の抑制につながり得る」と強調した。
〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区
2026年01月28日 15時59分