
トヨタ自動車労働組合は28日、2026年春闘要求の執行部案を組合員に提示した。賃上げは定期昇給分と基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する「賃金改善分」の合計で、職種や賃金等級ごとに、月額8590~2万1580円と段階的に設定した。2月13日に正式決定し、同18日に経営側に申し入れる予定だ。
賃上げは職能資格・賃金等級別に分けて示した。物価上昇を踏まえ全体の底上げを要求した上で、評価が標準を超えた場合、さらなる給与の引き上げを全資格で求める。組合員平均の要求額は公表していない。
年間一時金は、トランプ米政権の高関税措置が負担となり、26年3月期の通期見通しが減益となったことなどを考慮し、前年実績を下回る7.3カ月分とした。
鬼頭圭介執行委員長は愛知県豊田市内で記者会見し、「昨年、一昨年に比べ、収益の実態を踏まえれば厳しい交渉になる」と指摘。その上で「生産性向上に寄与する決意も伝えた上で、要求に応えていただけるよう努力する」と強調した。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者会見するトヨタ自動車労働組合の鬼頭圭介執行委員長=28日午後、愛知県豊田市
2026年01月28日 21時49分