12日午前の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=159円台前半に下落した。1月14日以来、約2カ月ぶりの安値水準。米イスラエルとイランの軍事衝突が長期化するとの懸念から、「有事のドル買い」が進行。原油価格の高止まりも円売り・ドル買いを加速させた。
午前11時現在は158円85~86銭と前日比62銭の円安・ドル高。
国際エネルギー機関(IEA)の加盟国が石油備蓄の協調放出を決めたものの、原油先物相場は高止まり。ホルムズ海峡の事実上封鎖が続いていることへの警戒が強い。資源輸入国である日本の貿易赤字拡大を懸念した円売りが広がっている。
市場では、政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感も根強い一方、日銀による早期利上げ観測は後退しており「円相場は節目の160円台に下落する可能性が高まっている」(国内証券)との見方もある。
2026年03月12日 11時50分
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