
北海道新幹線の整備を進めている鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)は21日、札幌延伸ルートにある二ツ森トンネル工事で、鉄建建設(東京)を代表企業とする4社の共同企業体(JV)が、コンクリートの品質管理試験で3度にわたり不正を行っていたことを確認したと発表した。
同機構は「不正が発生したことは誠に遺憾」とした上で、同トンネルの施工済みのコンクリート強度に問題がないか調査を進めている。開業時期への影響は不明という。
同機構によると、耐久性を測る目安となるコンクリート内の水分量を計測する試験で、JV職員が測定器を操作し、水分量が基準値内に収まるよう調整した。6月12日に同機構による立ち会い試験中に不正に気付いて発覚。JV側に調査を指示したところ、昨年12月初旬と今年2月初旬にも同様の不正が行われていたことが判明した。
一方、同トンネル以外の全ての契約工事で行った点検では同様の不正は確認されなかったという。
鉄建建設は21日、「品質管理試験の信頼性に疑義を生じさせる重大な事象」と謝罪するコメントを公表。原因究明や再発防止の徹底に取り組むとしている。
〔写真説明〕北海道新幹線=2016年3月、北海道北斗市
2026年07月21日 21時18分