「公益通報で不当に退職」=元契約社員が日清食品を提訴―大津地裁



公益通報後、退職に追い込まれたなどとして、日清食品の元契約社員の男性(66)が30日、同社を相手取り、損害賠償や退職日以降の賃金の支払いなどを求める訴訟を大津地裁に起こした。

訴状によると、男性は同社関西工場(滋賀県栗東市)で勤務していた2021年、就業前後の着替えや衛生管理などでサービス残業が発生しているなどと上司に報告。改善されなかったため、大津労働基準監督署に通報するなどした。

男性は65歳以降も再雇用を求めていたが、23年12月、人事評価の基準を満たしていないなどとして「不採用」の通知を受けた。その後、上司から退職届を書くよう指示され、翌年1月に提出したという。

提訴後に記者会見した男性は「みんなが働きやすい職場にしてほしい」と訴えた。

日清食品の話

訴状が届いていないため、コメントは差し控える。

〔写真説明〕大津地裁=大津市

2025年05月30日 20時38分


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