日本は「特別なパートナー」=民主化30年、関係深化―モンゴル



天皇、皇后両陛下が6日から訪問されるモンゴルは、中国とロシアに挟まれた内陸国で、日本の約4倍の国土面積に約350万人が暮らす。民主化から30年以上経過し、「第3の隣国」である日本を「特別な戦略的パートナー」と位置付ける。

日本とモンゴルは1972年に外交関係を樹立した。同国は90年以降、社会主義から民主主義に移行。その後両国関係は発展を続け、2022年には「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」に格上げされた。

外務省の19年調査では、モンゴル人の7割以上が日本を信頼できると回答した。フレルスフ大統領は26歳だった94年、国際協力事業団(現国際協力機構)の青年交流事業で来日し、青森県でホームステイを体験。大統領就任後の22年には、当時のホストファミリーをモンゴルに招待した。

モンゴル史が専門で、同国に長年足を運んできた日本モンゴル協会の窪田新一理事長(70)は「日本と北東アジア諸国との関係を見ると、ロシア、中国、韓国、北朝鮮のいずれも、モンゴルほどうまくいっている国はない。両陛下の訪問を機に、両国関係は成熟に向かうだろう」と話す。

2025年07月06日 19時03分

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