
【ストックホルム時事】ノーベル賞授賞式後の10日夜(日本時間11日未明)、ストックホルム市庁舎に場所を移して晩さん会が開かれた。えんび服姿の大阪大の坂口志文特任教授(74)と京都大の北川進特別教授(74)は、スウェーデンの王族や各賞の受賞者らと会場中央のテーブルに着き、運ばれてくる料理やオーケストラの演奏を楽しんだ。
午後7時(同11日午前3時)、「青の間」にファンファーレが響き渡ると、グスタフ国王夫妻や受賞者らが2階から姿を見せた。北川さんはビクトリア皇太子と坂口さんの妻教子さんの間に、坂口さんは2人の王子の近くに着席した。
食事は、前菜が地元産ポルチーニ茸のスープ、ヒラメと帆立て貝のメインにベリーシャーベットのデザート。合間に流れる優雅な音楽が花を添えた。坂口さんは周囲と談笑をしながら、北川さんは色鮮やかなデザートを興味深そうに眺めながら食事に舌鼓を打っていた。
4時間余り続いた晩さん会の後、2階の「黄金の間」で恒例の舞踏会が開かれた。2人は共同研究者らと写真撮影するなど、和やかな時間を過ごした。
〔写真説明〕ノーベル賞授賞式後の晩さん会=10日、ストックホルム
〔写真説明〕ノーベル賞授賞式後の晩さん会に出席する大阪大の坂口志文特任教授(右)=10日、ストックホルム
〔写真説明〕ノーベル賞授賞式後の晩さん会に出席する京都大の北川進特別教授(右)=10日、ストックホルム
2025年12月11日 18時03分