東京地検特捜部長に11日付で就任した関口新太郎氏(52)が同日、報道各社の取材に応じ、「捜査手続きの適正を確保しつつ、証拠の収集と真相の解明を徹底的に行う」と抱負を語った。
1999年に任官し、特捜部在籍は通算5年6カ月。副部長時代に秋本真利元衆院議員の受託収賄事件や、自民党の派閥パーティーを巡る政治資金規正法違反事件などを手掛けた。
特捜部に強く憧れていたといい、「他ならぬ思い入れがある」と強調。「特捜検事として恥ずかしくない能力を身に付けるために自分を鍛え抜いてきた」と振り返った。
自身の強みを「部下とのコミュニケーション。いろいろなことを言ってもらえている」とした上で、「特捜部で働ける最後の期間。目いっぱい働く」と意気込んだ。
2025年12月11日 19時42分
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