今村洋史元衆院議員(63)が理事長を務める医療法人有俊会いまむら病院(愛知県)の補助金詐取事件で、今村理事長の妻で理事の有希子容疑者(57)が親族名義の会社を受け皿に、架空請求に関わった業者からコンサルタント料名目で計3900万円を受領していたことが30日、関係者への取材で分かった。
名古屋地検特捜部は同日、有希子容疑者を詐欺罪で起訴。業者に支払われた補助金を還流させたとみて調べている。
起訴状によると、有希子容疑者は2023年3~5月、新型コロナウイルス対策に関する愛知県の22年度補助金4件で、業者から個人防護具などを購入したと偽り、計約5260万円を詐取したとされる。
関係者によると、受け皿となったのは、医療関連コンサルの「日本ライズ」(旧センプレ)。23年9月、消毒費や個人防護具購入費などの架空請求に関わった業者2社からそれぞれ3600万円と300万円を受領した。
コンサル契約の形だが、実績はなく、有希子容疑者が2社に話を持ち掛け、後から社名や金額を変えただけの契約書を作成。業者に支払った委託料や購入費などの回収が目的だったとみられる。
日本ライズは、東京・南青山の有希子容疑者の別宅に本店登記された。有希子容疑者は周囲に「個人会社」と説明していたが、名義上の代表は大学生の親族らで、営業実体のないダミー会社という。同社は有俊会からも新型コロナ対応事務などの名目で約5億2500万円を得ていた。
2025年12月31日 07時23分
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