
「序盤の作戦と中終盤の力、両方のバランスをとって取り組みたい。幅を広げ、面白い将棋を追究する1年にできれば」。今年、2度目の「年男」となる将棋の藤井聡太六冠(23)が新年の抱負を語った。
プロ棋士を目指す奨励会員だった12年前の将棋との違いを問われると、「当時から終盤戦は好きで得意だったが、序盤の構成力は非常に不十分だった。局所的な読みの力は変わっていないかもしれないが、大局的な考え方は向上、改善したところが多いと思う」と懐かしそうにほほ笑んだ。
23年に史上初の8大タイトル独占を果たしたが、現在は六冠に後退。二つのタイトルを奪われた同い年の伊藤匠二冠ら強豪との激闘が注目の的だ。「私自身が特別に対策をされているというより、将棋界全体の流れとして、研究や作戦の準備が以前に増して深く、高度になっている。自分は比較的オーソドックスに指すことが多かったが、工夫が求められている」と、静かな闘志を燃やす。
〔写真説明〕記者会見を終え、撮影に応じる藤井聡太六冠=2025年12月、大阪府高槻市
〔写真説明〕記者会見で笑顔を見せる藤井聡太六冠=2025年12月、大阪府高槻市
2026年01月01日 07時57分