佐藤選手、羽生さんが道しるべ=ジャンプの原点、恩師の浪岡さん〔ミラノ・コルティナ五輪〕



10日(日本時間11日)に行われるミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に、五輪初出場の佐藤駿選手(22)=エームサービス=が臨む。地元のアイスリンク仙台(仙台市)で少年時代の佐藤選手を教えた浪岡秀さんは「うれしい。技術面の指導方法はこんな感じで良かったんだな」と実感を込める。

高さと回転スピードのあるジャンプが最大の武器の佐藤選手。「今の自分のジャンプは浪岡先生のおかげ」と、恩師への感謝を惜しまない。浪岡さんは「2回転ができたから今度は3回転でしょう、みたいな。難しいものだと思わせないような声掛けをしてきた」と当時を振り返る。

同じリンクで練習したスターが道しるべだった。2014年ソチ五輪で日本男子初の金メダルに輝いた羽生結弦さん。大舞台で2種類の4回転ジャンプに挑んだ憧れの先輩の演技になぞらえ、浪岡さんは「2種類跳べるように頑張ろう」と鼓舞してきた。

今大会の金メダル候補に挙がるイリア・マリニン選手(21)=米国=は6種類の4回転をこなし、今や「2種類どころじゃない時代になっちゃった」と浪岡さんは苦笑いする。ただ、教え子も「ジャンプの天才」と評されるまでに成長。世界選手権で6位、グランプリ・ファイナルで3位に入るなど世界の第一線でしのぎを削っている。

銀メダルに輝いた8日の団体で堂々の演技を見せた佐藤選手。個人種目でも、いつも以上の緊張感に包まれるかもしれないが、「その中でベストな演技ができて、メダルにも手がかかったらいい」。浪岡さんは後押しするように、優しい口調で期待を寄せた。

〔写真説明〕写真撮影に応じる浪岡秀さん=1月14日、仙台市

2026年02月09日 18時26分


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