栃木県那須町で2017年、登山講習中に県立大田原高校山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた教諭ら3人の控訴審第1回公判が9日、東京高裁(田村政喜裁判長)であった。弁護側は一審に続き無罪を主張。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。判決は3月4日。
一審宇都宮地裁は24年5月、「事故は重い不注意による人災だった」と認定。講習会責任者だった猪瀬修一(59)、生徒を引率した菅又久雄(57)、渡辺浩典(63)各被告にいずれも禁錮2年を言い渡し、被告側が控訴していた。
結審後、記者会見した遺族らは「3人にはきちんと事実を認め、一刻も早く謝罪し、刑に服してほしい」と話した。
一審判決によると、3人は17年3月27日、前夜からの降雪などで雪崩発生が予想できたのに、安全対策を行わないまま深雪歩行訓練を実施。雪崩で生徒7人と教諭1人を死亡させた。
2026年02月09日 18時33分
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