広島地検検事の自殺巡り和解=国が遺族に解決金1.9億円―東京地裁



2019年12月に広島地検の男性検事=当時(29)=が自殺したのは過重労働と上司のパワハラが原因だとして、遺族が国に損害賠償を求めた訴訟は13日、東京地裁(小川嘉基裁判長)で和解が成立した。遺族側が明らかにした。国側は解決金として請求通り1億9400万円を支払う。

当時の上司の指導が不適切で、調査も当初不十分だったことなどを国側が認める内容。和解条項には盛り込まれなかったが、法務省が再発防止に向けた通知を全国の地検幹部宛てに出すという。

訴状によると、男性は死亡するまでの半年間、超過勤務が100時間以上の月があるなど長時間労働が常態化していた。亡くなる約1週間前には上司から「司法修習生以下だ」などと威圧的な叱責を受けた。

男性の死亡を巡っては、法務省が23年に公務災害と認定。遺族が24年に提訴していた。

和解後に都内で記者会見した男性の父親は「6年余りたっても子を失った悲しみは変わらない。お題目にせず、職場環境の改善に向けた努力を続けてほしい」と語った。

広島地検の岡田馨之朗次席検事の話

職員が心身ともに健康で職務に精励できる職場環境の醸成に努める。

2026年02月13日 17時55分

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