
学校法人森友学園への国有地売却に関する公文書改ざん問題で、財務省は3日、改ざんを指示されて自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(54)に関連文書を開示した。開示は6回目で、同財務局職員が「問題は航空局の対応」などと土地取引に関わった国土交通省大阪航空局を批判するメールが含まれている。
国有地売却を巡っては、近畿財務局の依頼を受け、大阪航空局が減額の根拠となった敷地のごみ処分費用の積算を担当した。
近畿財務局職員は2017年3月に同僚に送ったメールで、「私自身が仕切っていた。近畿財務局は不透明なことをしていない」と説明。その上で、地下のごみについて「全て大阪航空局が対応すればいい事象」とつづっていた。
同航空局が昨年公表した報告書では、ごみ処分費用の見積額は当初より2億円近く減少していた。
財務省は、3月中にもう一度、開示を予定している。これまでに、改ざんを主導したとされる佐川宣寿元理財局長の具体的な指示などは明らかになっていない。
雅子さんはこの日、財務省を訪れ、文書を受け取った後、報道陣の取材に応じ、「佐川さんのメールが出てこないと、知りたかったことを何も知ることができない。夫が誰から指示を受けたということがちょっとでも分かればいい」と語った。
〔写真説明〕森友文書の6回目の開示後、取材に応じる赤木雅子さん=3日、東京都港区
2026年03月03日 20時27分