
多くの教科書会社が生成AI(人工知能)やフェイクニュースなど、情報リテラシーに関する記述を充実させた。美術などの教科書にAI生成画像が掲載されたほか、AIの発展で職業や雇用の在り方が変化する可能性について取り上げた教科書もあった。
東京書籍は「情報II」の教科書で、「AIによって雇用がなくなる」と予測した2013年発表の海外の論文を紹介。自分が興味のある職業について、業務のどの部分がAIで代替されるかを考えたり、人間とAIの共存について話し合ったりすることを促した。
日本文教出版は「美術II」の教科書に、ドローンの映像をAIに解析させて四つ葉のクローバーを探す美術作品を掲載。「人間らしいささいな楽しみまでもテクノロジーに任せてしまったら」と問い掛け、機器が介在した美術表現について「どこまでが表現と言えるのか、何が大切なのか考えてみよう」と呼び掛けた。
ある教科書会社の担当者は「最近は生徒が勉強や宿題に生成AIを使うだけでなく、教諭がテストの作成などに活用する例も増えている」と説明。「いずれデジタル教科書にAIが搭載される日も来るかもしれない。技術の正しい使い方を、教科書の中できちんと取り上げていきたい」と語った。
〔写真説明〕生成AI(人工知能)について取り上げた教科書
〔写真説明〕フェイクニュースについて取り上げた教科書
2026年03月25日 07時05分