
男子ゴルフの国内メジャー初戦、日本プロ選手権は22日に岐阜・三甲GC谷汲で開幕する。パー3の距離が長いなど難度が高いコースで、ツアー通算20勝の石川遼、今平周吾、杉浦悠太ら実力者が今季初勝利を狙う。
石川は2019年の日本シリーズJTカップを最後に、日本タイトルからは遠ざかっている。深いラフなどを警戒しつつ、「楽しんでやりたい」と自然体を強調。21日はプロアマ戦を回り最終調整した。
昨年大会を22歳で制した杉浦は、徐々にショットの感覚が戻り、開幕直後の不振から脱してきた。直前には全米オープン選手権の日本地区最終予選で出場権を獲得するなど勢いもあり、「今大会に向けて頑張ってきた。気合が入っている」と意気込む。
今季の男子ツアーでは4大会中3大会で初優勝者が生まれており、新鋭の台頭も期待される。開幕戦を勝った生源寺龍憲は、その後の3大会もトップ10入りと安定感がある。前週の関西オープン選手権で初優勝した金子駆大は隣の愛知県出身。「上位に入って大会を盛り上げられれば」と健闘を誓った。
【時事通信社】
〔写真説明〕プロアマ戦をラウンドして調整する石川遼=21日、岐阜・三甲GC谷汲
2025年05月21日 18時43分