
千葉市の神谷俊一市長は20日の記者会見で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地で市が所有する「ZOZOマリンスタジアム」の建て替えについて、ドーム化を再検討する意向を明らかにした。「実現に向け、最大限の努力をしていく」と述べた。これまでドーム化は財政的に難しく、屋外型球場として再整備する方針だったが、球団の要望などを考慮し、転換した。
神谷氏は「ホームタウンである市として応えていかなければならない」と説明した。これまでの試算では、整備費は開閉型ドームの場合1000億円を超え、屋外型の600億円から大きく膨らむ。追加費用は球団や企業からの資金調達、ネーミングライツ(命名権)による収入で賄いたい考え。来年3月にスタジアムの形式を決定する。
ロッテの高坂俊介球団社長は「球団・ロッテグループとして、数百億円規模の投資を検討している」とのコメントを発表。「幕張新都心の新たなまちづくりの拠点となるスタジアムの実現を目指す」と強調した。
【時事通信社】
〔写真説明〕プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」=5月、千葉市美浜区
2025年11月20日 18時51分