復興願い、体操でイベント=橋本大輝ら実演―能登半島地震



10月に行われた体操世界選手権の男子個人総合で3連覇を果たした橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)らが8日、川崎市で行われた能登半島地震チャリティーイベントに参加した。

2024年元日の地震発生から約2年。亡くなった人に思いをはせて黙とうをした後、体操の実演がスタート。橋本や16年リオデジャネイロ五輪男子団体総合金メダルの加藤凌平さんらが宙返りなどで着地を完璧に決めると、場内は拍手に包まれた。谷川航と弟の翔(ともにセントラルスポーツ)も、持ち前のサービス精神を発揮して盛り上げた。

トークショーの中で橋本は、「(能登地震以外の災害についても)全てのことを忘れてはいけない。人と人をつなぐサポートができたら」と思いを口にした。高みを目指す現役選手であることを踏まえ、「自分たちの体操で心を動かせたら」と力を込めた。

イベントを企画したのは、橋本と同じ体操五輪金メダリストの内村航平さんの母、周子さん。自身も舞台でバレエや創作ダンスを披露し、「微力ではあるが、無力ではないとかみしめながら生きていきたい」と復興を願って締めくくった。チケット販売の収益などは、石川県輪島市の子育て健康課と保育園に寄付される。

【時事通信社】 〔写真説明〕能登半島地震チャリティーイベントでトークショーに参加する橋本大輝(中央左)ら=8日、川崎市 〔写真説明〕能登半島地震チャリティーイベントに参加した体操男子の橋本大輝=8日、川崎市

2025年12月12日 07時11分


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