「平和続いて」「戦争しない国を」=酷暑の中、不戦の祈り―靖国神社など



厳しい暑さの中、戦没者を祭る靖国神社(東京都千代田区)には午前6時の開門から多くの参拝者が訪れた。10年以上にわたり終戦記念日に参拝している東京都小金井市の団体職員女性(63)は「今の平和をもたらしてくれた人への感謝しかない。日本は唯一の被爆国。今後も平和が続いてほしい」と祈った。

友人と一緒に靖国神社を初めて訪れたという都内の男子中学生(14)は「戦後80年をきっかけに、国のために亡くなった人への祈りをささげようと来た。これからの日本が良くなってほしい」と話した。

境内では正午、参拝者らが立ち止まって1分間の黙とうを行った。中学3年の娘を連れてきた神奈川県厚木市の会社員男性(55)は「政治家には戦争をしないような国づくりをしてもらいたい」と語った。

先の大戦により海外で亡くなった身元不明の遺骨など約37万柱が眠る千鳥ケ淵戦没者墓苑(同区)でも祈りをささげる遺族らの姿があった。

中野区の秦由香里さん(56)は、現在のパプアニューギニアで戦死した祖父を悼んだ。国の慰霊事業で2年前に現地を訪れたといい、祭壇に花を手向け「家族のためにありがとう」と話し掛けた。

東京都国立市の会社員西条隆一さん(50)は世界で今も続く戦争に危機感を覚え、「子どもたちが平和に暮らしていくためにも、日本は防衛面などでうまく立ち回らないといけないのでは」と硬い表情。高校1年の次女侑希奈さん(15)は「日本の平和が続くのは前の戦争の犠牲があったからだと思う。これからも戦争のない日本が続いて」と切に願った。

【時事通信社】 〔写真説明〕終戦80年を迎え、靖国神社へ参拝に訪れた人たち=15日午前、東京都千代田区 〔写真説明〕終戦記念日の正午を迎え、黙とうする靖国神社の参拝者ら=15日午後、東京都千代田区 〔写真説明〕千鳥ケ淵戦没者墓苑で、正午の時報に合わせて黙とうする人たち=15日正午、東京都千代田区 〔写真説明〕パプアニューギニアで戦死した祖父を悼む秦由香里さん=15日午前、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑

2025年08月15日 17時54分


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