8日深夜に青森県で震度6強が観測された地震。津波も到達し、自治体の職員らは9日未明にかけ、被害確認などの対応に追われた。
災害対策本部が立ち上がった青森県庁には、続々と職員らが急いで登庁した。9日午前0時半ごろに最初の会議を開き、被害状況などを確認。宮下宗一郎知事は「非常に寒い時期なので、暖が取れているかどうかも含めて万全を期すように」と指示した。
震度6強を観測した同県八戸市の防災危機管理課の男性職員は「被害の状況はまだ分からない。住民の安全や避難指示に急ぐ」と慌てた様子で話した。
日本原燃の使用済み核燃料再処理工場のある同県六ケ所村。原子力対策課の男性職員は「揺れはかなり激しかったが、工場に異常はないと報告を受けている」と語った。
同県おいらせ町まちづくり防災課の男性職員は「これから避難所を開設する。暗いので、町の状況はまだよく分からない」と緊迫した様子だった。
【時事通信社】
2025年12月09日 05時34分
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