日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は26日、自民党の新総裁から連立政権入りの協議を打診された場合、「応じるのは当然だ」と明言した。10月4日投開票の自民総裁選では連立枠組みの拡大が争点の一つ。吉村氏が協議に応じる方針を表明したことで、各候補の対応が改めて問われそうだ。
吉村氏は大阪市内で記者団の取材に応じ「公約の実現を考えたとき、当然(連立)協議になってくる」と説明。連立入りの判断では、社会保険料を引き下げる制度改革と、首都機能の一部を移す「副首都」構想での合意が「当然必要で、絶対条件だ」と強調した。「政策協議が最初だ。協議の先にそれ(連立入り)があるかないのか、ということだ」と語った。
立憲民主党の野田佳彦代表が呼び掛ける首相指名選挙での野党結集については「基本政策が大きく違う立民(代表)を首相指名することは難しい」と述べ、否定的な考えを示した。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者団の質問に答える日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)=26日午後、大阪市中央区
2025年09月26日 17時16分