
東京電力は22日、13年10カ月ぶりに再稼働したばかりの柏崎刈羽原発6号機(新潟県)について、原子炉を停止させることを決めた。必要な調査が済み次第、同日夜にも停止作業を始める。制御棒の引き抜き作業中に警報が鳴り、一時中断。原因調査に時間を要することから、いったん運転を停止することにした。外部環境への影響はないという。
東電によると、22日午前0時28分に制御棒を動かす装置で電源系の故障を示す警報が出た。205本ある制御棒のうち52本が引き抜かれた状態で作業を中断した。再稼働準備中の14日にも別の制御棒で同様に警報が出ており、この時は部品交換で解消したが、今回は部品を取り換えても解消されなかった。
同原発6号機での制御棒に関する主なトラブルは昨年以降で4回目という。同年8月には制御棒1本が引き抜けなくなり、再稼働前の安全確認検査が10月にずれ込んでいた。
同原発の稲垣武之所長は記者会見し、「設備に問題があれば、安全第一の原則から停止させるのが当然だ」と強調。不具合の原因究明に全力で当たる考えを示した。
【時事通信社】
〔写真説明〕東京電力柏崎刈羽原発6号機の原子炉停止について記者会見する稲垣武之所長=22日午後、新潟県刈羽村
2026年01月22日 22時38分