米副大統領、パキスタンへ21日出発か=イランと2度目協議―停戦期限「22日夜」・トランプ氏



【ワシントン、イスタンブール時事】複数の米メディアは20日、イランとの戦闘終結を目指す2度目の協議に出席するため、米代表団を率いるバンス副大統領が21日に仲介国パキスタンの首都イスラマバードに向けて米国を出発すると報じた。イラン側も代表団が同日にイスラマバード入りする方向で準備を進めているという。

ニューヨーク・タイムズ紙などが伝えた。米イランは11~12日にイスラマバードで協議を行ったが、溝は埋まらなかった。2週間の停戦期限が迫る中、2度目の協議を通じて戦闘終結やイラン核問題、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航再開に向けて一致点を模索する見通し。

トランプ大統領は、ブルームバーグ通信に対し、停戦期限は米東部時間22日夜(日本時間23日朝)に迎えるとの認識を示した。イランとの合意に至らなければ停戦延長の可能性は「極めて低い」と強調。再攻撃に踏み切る構えを示している。

一方、イランのペゼシュキアン大統領は20日、X(旧ツイッター)で「イランには歴史的な不信感がある」と米国をけん制した。公式には米国との再協議の予定を否定している。

交渉の先行きが不透明な中、パキスタンが仲介外交を加速させている。ダール副首相兼外相は20日、イランのアラグチ外相との電話会談で、対話継続を訴えた。ロイター通信によれば、パキスタン軍のトップ、ムニール参謀長が「米軍の海上封鎖が(再協議の)障害になっている」とトランプ氏に伝達。封鎖解除を促したという。

トランプ氏は20日、ニューヨーク・ポスト紙に対し、バンス氏がパキスタンに向かっていると語っていた。だが、米代表団は実際には米国にとどまったもようだ。関係筋は20日、取材に対し「米代表団は近くイスラマバードを訪れる予定だ」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕バンス米副大統領=8日、ブダペスト(EPA時事)

2026年04月21日 07時36分


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