米、ラウル・カストロ元キューバ議長を起訴=96年の小型機撃墜事件



【ワシントン、サンパウロ時事】米司法省は20日、1996年のキューバ軍機による小型機撃墜事件で、当時キューバ国防相だったラウル・カストロ元国家評議会議長(94)を殺人共謀罪などで連邦大陪審が起訴したと発表した。トランプ米政権は体制転換もちらつかせ、キューバへの圧力を強めている。

ラウル氏は、兄の故フィデル・カストロ元国家評議会議長と共にキューバ革命を主導。2018年の議長退任後も政治的な影響力を有しているとされる。

米国がキューバに対する軍事オプションを検討していると報じられる中、今回の立件は、「麻薬テロ共謀罪」を理由とした1月のベネズエラのマドゥロ大統領拘束作戦を想起させるとの見方も出ている。

司法省などによると、96年の事件では、米南部フロリダ州からキューバに向かっていた米人権団体の小型機2機をキューバ軍機が撃墜。乗っていた4人が死亡した。

キューバのディアスカネル大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、撃墜について「自国領海内で正当防衛を行った」と主張。起訴に関しては「法的根拠を欠いた政治行動だ」と批判した。

【時事通信社】 〔写真説明〕キューバのラウル・カストロ元国家評議会議長(中央)=1日、ハバナ(AFP時事)

2026年05月21日 07時25分


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