
【ニューデリー時事】日本と米国、オーストラリア、インドの連携枠組み「クアッド」の外相は26日、ニューデリーで会合を開き、エネルギー安全保障や重要鉱物協力での新枠組み創設を決めた。中東情勢緊迫化を受けたサプライチェーン(供給網)の混乱に対処する一方、重要鉱物市場を支配する中国への依存からの脱却を図る。
茂木敏充外相とルビオ米国務長官、主催国インドのジャイシャンカル外相、ウォン豪外相が出席。茂木氏は会合後の共同記者発表で、高市早苗首相が打ち出した新たな「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想について、各外相に説明したと述べた。
4カ国は海洋安保に関する協力も引き続き推進する。ウォン氏によれば、クアッドとして南太平洋の島国フィジーの港湾整備に乗り出す。南太平洋地域で存在感を高める中国に対抗する狙いだ。
昨年7月に米ワシントンで開かれた前回外相会合で、4カ国は経済安保や重要・新興技術といった四つの重点分野を指定。今回、その内容の具体化を進めた形だ。
【時事通信社】
〔写真説明〕26日、インドのニューデリーで記者発表する日米豪印の外相。(右から)ルビオ米国務長官、茂木敏充外相、ジャイシャンカル印外相、ウォン豪外相
2026年05月27日 07時22分