スターマー英首相が辞意表明=後継バーナム氏有力、決定7月にも



【ロンドン時事】英与党・労働党を率いるスターマー首相が22日、辞意を表明した。5月の地方選大敗で批判が強まる中、今月18日の下院補選で党内の政敵バーナム氏が勝利し国政に復帰。党首交代を求める声が高まっていた。党は7月9~16日に党首選立候補を受け付け、候補が1人なら決定、複数が届け出れば9月初旬ごろ新党首が選出される運び。スターマー氏はそれまで首相職にとどまるが、わずか2年の短期政権となった。

スターマー氏はロンドンの首相官邸前で演説。2年前に政権に就いたことが「人生で最も誇らしい時だった」と振り返り、経済再興や国防強化など国家再建に努めた実績を誇示した。一方、自身の指導力に多くの国民が疑問を感じていることを認め、「(首相交代を求める)党の答えを聞いた。それを潔く受け入れる」と強調。「秩序立った権力移譲を確実にするため全てのことをする」と表明した。

報道によると、バーナム氏はこれを受け、党首選への立候補を正式表明。先に出馬の意思を示していたストリーティング前保健相はバーナム氏支持を確認した。

スターマー氏は2024年7月の総選挙で労働党を大勝に導き、首相に就任。14年に及ぶ保守党政権に閉塞(へいそく)感を覚えていた国民は、変革を掲げる同氏に期待を託した。

しかし直後、首相ら政権関係者が支援者から高額贈答品を受け取っていたことが発覚し、支持率は急落。その後も経済停滞や閣僚の不祥事などで政治不信は悪化した。今年5月の地方選では右派ポピュリスト政党リフォームUKの勢いに押され与党が惨敗。首相の責任を問う声が噴出した。

【時事通信社】 〔写真説明〕22日、ロンドンの首相官邸前で辞意を表明するスターマー英首相(AFP時事) 〔写真説明〕22日、ロンドンの首相官邸前で辞意を表明するスターマー英首相(EPA時事)

2026年06月23日 12時33分


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