
【カイロ時事】国際海事機関(IMO)は25日、ペルシャ湾で足止めされている船舶の退避計画に関し、「安全を確認するため一時停止を決定した」と発表した。原油輸送の要衝ホルムズ海峡で同日、貨物船が攻撃を受けたことに伴う措置。米国とイランが合意した戦闘終結の覚書に含まれるホルムズ海峡の開放に不透明感が漂っている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは25日、複数の米政府高官の話として、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が同日、ホルムズ海峡でシンガポール船籍の貨物船1隻を攻撃したと報道。英海事機関UKMTOも同海峡のオマーン沖で飛翔(ひしょう)体が貨物船に衝突し、操舵(そうだ)室が損傷したと発表した。UKMTOによると、負傷者の報告はない。
IMOは23日、船舶の「退避計画」を発表した。オマーンやイラン、米国などと緊密に連携すると説明していたが、革命防衛隊は25日、通航には「革命防衛隊海軍との調整が義務付けられている」として計画に反発。イランがホルムズ海峡管理のために設置した「ペルシャ湾海峡庁」は25日、指定された航路以外では「安全は保証されない」と警告した。
【時事通信社】
〔写真説明〕ホルムズ海峡のイラン南部バンダルアバス沖に停泊する船舶(イラン学生通信=ISNA=が18日提供)(AFP時事)
2026年06月26日 22時50分