IAEAトップ、イランと技術協議開始=核査察、時期は明言せず



国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は26日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、米イラン合意を受けた核査察の実施に向け、イラン側と技術(実務)レベルで初期協議を行ったと明らかにした。「この作業は近く本格化すると期待している」と述べたが、具体的な査察の時期の言及を避けた。

グロッシ氏によると、イラン側との協議は、スイス中部ビュルゲンシュトックで先週末に行われた。査察の頻度や訪問先など実施方法について協議したという。

グロッシ氏はイランが核兵器を保有しないことを確認するには「非常に強力な検証が必要だ」と強調。「まず現地に戻り、核物質が無くなっていないか確認する必要がある」と説明した。査察の時期については「できるだけ早く」と述べるにとどめた。

米国とイランが17日に交わした戦闘終結の覚書では、イランが保有する高濃縮ウランに関して、IAEAの監視の下でイラン国内で希釈すると定めた。グロッシ氏は、高濃縮ウランの処理方法については当事者間で合意する必要があると指摘した。

【時事通信社】 〔写真説明〕日本記者クラブで会見する国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長=26日午後、東京都千代田区

2026年06月29日 12時46分


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