
【サンパウロ時事】南米ペルーで7日に行われた大統領選挙の決選投票は29日、開票率が100%に達した。中央選管当局の暫定集計では、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女で右派政党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ・フジモリ氏(51)が有効票の50.135%を獲得。事実上、勝利が確定した。
日系3世のフジモリ氏は、今回が連続4回目の大統領選挑戦。過去3回は決選投票で惜敗しており、初めて出馬した2011年から15年来の悲願が達成される。就任は7月28日で、任期は5年。ペルーでは過去10年で8人の大統領が交代するなど政治の混乱が続いている。分極化した世論をまとめ、安定政権を築けるかが今後の焦点となる。
フジモリ氏は29日にX(旧ツイッター)で、選挙を管轄する全国選挙審議会(JNE)による正式結果を待つとしつつ、「すべての国民にとって秩序と希望に満ちた道を歩み始める時にさらに近づいた」と投稿。票差が極めてわずかだったことを踏まえて慎重姿勢を崩さなかったが、「フジモリ政権」始動への意気込みを表明した。JNEは7月3日にも開票結果を確定させる予定だ。
対立候補の左派ロベルト・サンチェス元貿易・観光相(57)は49.865%を得票した。在外を除く国内の票では自身の方が得票率が高かったことを指摘する投稿をリポスト(再投稿)し、悔しさをにじませた。現地報道によると、敗北を受け入れる意思を示す一方、選挙プロセスに「異常」があったとも主張している。
【時事通信社】
〔写真説明〕ペルー大統領選での勝利が事実上確定したケイコ・フジモリ氏=4日、リマ(AFP時事)
2026年06月30日 17時40分