中東の石油、ガス施設標的も=イラン、トランプ氏発言受け―フーシ派、サウジ船舶攻撃と発表



【カイロ、ワシントン時事】イラン軍中央司令部は22日の声明で、米軍がイランの橋や発電所を攻撃すれば、「(中東)地域の石油、ガス、電力インフラを標的とする」と警告した。これに先立ち、トランプ米大統領は、イランが原油輸送の要衝ホルムズ海峡で船舶を攻撃した場合、そのたびに橋か発電所を一つずつ破壊するとSNSに投稿していた。イランも米側をけん制した形だ。

声明は「米国の脅迫が実行されれば、イランは(域内から)石油の輸出を一切認めない」とも主張。「脅迫は戦争を拡大させる以外に何の結果ももたらさない」と米側を非難した。

米中央軍は22日、12日連続でイランを攻撃した。軍事施設が対象とし、「民間の船員や商船を脅かすイランの能力をさらに低下させるため任務を継続する」と強調した。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は20日、イランに呼応。ホルムズ海峡と並んでエネルギー輸送の重要ルートである紅海で、敵対するサウジアラビアの関連船舶の往来を「封鎖する」と宣言した。フーシ派は23日、サウジのタンカー2隻をミサイル攻撃したと発表した。世界のエネルギー供給の先行きに対する懸念が一層高まりそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕米軍の攻撃によって破壊された橋=18日、イラン南部バンダルアバス(AFP時事)

2026年07月23日 23時24分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース